スマートエネルギー網

スマートエネルギー網は、 コミュニケーションの未来に関する Neutrino® Energy Group の、 研究プログラムであるプロジェクト 12742の、 第一段階である。 それは、はじめは意外に思える一つの命題に基づいている。 エネルギーはコミュニケーションである。
問題となっている隘路
データを送るべき機器には電力が必要である。 現場のセンサー、計器、測定点では、 まさにそれが難点となる。
電池は数年もつが、そのあとは誰かが出向かねばならない。 10 台なら一つの作業だが、 1 万台では成り立たない事業モデルになる。 一方、系統への接続はしばしば機器そのものより高くつく。 ケーブルの敷設、許認可、土木工事である。
そのため、モノのインターネットの多くの計画は、 技術で挫折したのではなく、電力供給で挫折した。 センサーはできあがっていた。 5年後に誰がそれを交換するのかという問いは、 できあがっていなかった。
逆転
同グループの考えはそれを逆転させる。 Neutrino Power Cube のような電源が、 電池も燃料もなしにどのみち恒常的に働いているなら、 それは同時に通信の節点として役立ちうる。 それが供給する電力が、無線ユニットも一緒に動かすのである。
これにより発電装置は網の参加者となる。
そのような節点にできること
同グループは四つの能力を挙げている。
- 自らを報告する — 運転状態、出力、保守の必要性
- 更新を受け取る — 遠隔からのソフトウェアと運転パラメータ
- 調整する — 近隣の機器と負荷や予備を融通し合う
- データを供給する — 中央または分散した評価へ、AI による評価も含む
規模の論理
魅力は成長にある。 同グループはそれを三つの段階で表している。 一台の機器は一台の機器である。 100万台は網である。 1億台はインフラである。
これは計算上の遊びにとどまらない。 恒常的に電力を供給された節点からなる網は、 拡張計画によってではなく、 機器が一台売れるごとにおのずと生まれるであろう。
携帯電話網や光ファイバーとの違いは根本的である。 そちらでは最初の顧客が便益を得る前にまず投資が必要であり、 網は不完全なあいだは価値がない。 自立した節点からなる網にはこの問題がない。 各機器はそれ自体で有用であり、 網としてのつながりはその上に加わる。
経済的には、そこからソフトウェアで知られた考えが導かれる。 これらの機器はプラットフォームとなり、 その上で診断、サービス、機器群の管理を提供できるのである。
この段階が最も具体的である理由
フェーズ I は科学的な突破を必要としない。 無線技術、センサー技術、分散した評価は既知の技術であり、 数百万規模で使われている。 欠けているのは恒常的な電力供給だけであり、 まさにそれにニュートリノボルタイックが、 取り組んでいる。
同グループはこの違いを明示している。 フェーズ I は実装に近いものとされ、 フェーズ II、すなわちニュートリノ通信は、 未解決の研究、 フェーズ III はビジョンとされている。
同時に同グループは、 エネルギー側もなお開発段階にあり、 入手可能な技術でも購入可能な技術でもないことを記している。 したがってこの連鎖は条件の連鎖であり、 そのこともそこに記されている。
フェーズ II との関係
この段階が最初に来ているのには理由がある。 恒常的に電力を供給された機器からなる世界規模の網は、 同時にその先すべてのための試験台となるであろう。
ニュートリノを情報の伝送に使えるかを研究しようとする者は、 受信機を置ける場所と、 それを動かす電力を必要とする。 フェーズ I はその両方を副産物として供給する。
関連する項目
- プロジェクト 12742 — プログラム全体
- ニュートリノ通信 — 第二段階
- Neutrino Power Cube — 想定されている節点
- エナジーハーベスティング
出典
- Neutrino® Energy Group: Intelligent Energy Network, neutrino-energy.com/communication/intelligent-energy-network/.
- Neutrino® Energy Group: Project 12742 — The Evolution of Communication.